「映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」を観た。

例によってぐしぐしと涙を拭いながら観てきたわけなんですが。感想をひとことでいうと「本編でやれよ!っつうか本編どうすんの!?」という感じ。
「本編でやれ」というのは、幼い頃のみゆきのエピソードを今回の映画でしっかり描いてくれたおかげで、「スマイル」と「ハッピーエンド」の説得力がケタ違いになったこと。みゆきがただのアホの子じゃないことは本編を観てればわかるとはいえ。

みゆきの二面性というか重層性は福圓さんによるところも大きいと思っていて。ふだんアニメを観ていて、ハマったときには声優さんの存在を忘れてしまうのだけれど。最近の本編や今回の映画みてると「星空みゆき福圓美里」みたいに感じることがある。「日野あかね=田野アサミ」に感じる瞬間もあるなあ。本来、演技のプロに対して失礼な話だと思うけれども、あとでインタビュー読んだら外れてもいない気がしている。

こんな「ありがとー!」じゃ足りない「映画スマイルプリキュア!」福圓美里に聞く2(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース

(以下、映画のラストに若干ふれています)

「本編どうすんの?」というのは、物語の続きはこれから自分で作っていく、で本編しめると思っていたから。やや強引ながらもスイート的な赦しの物語も組み込んだ映画のラストは「これしかねえだろ!」と。まあ大塚SDも映画に参加していたようだし、超える自信があるんでしょうと楽観してればいいのかな。

以下、雑多な感想箇条書き。

  • いちばん最初の本の扉でスタートしたところも最高でした。あれ大好きなのに本編であまりやってくれないんだよなー。
  • 5人+キャンディで映画を観ているシーンから物語が大きく動き出すところも含めて、映画の世界に招き入れるくふうが随所に。でもミラクルライトは今回あっさり気味だったような。
  • 映画館の音響だと安元の声がほんとかっこいい。アニメ女子おうちカフェ部みてるとアレなのに!
  • マーチが地味過ぎる(バトルはピースの方が強く見えたぞ)。基本的に引いちゃう子なんだなあ。実はサニーとはぜんぜんかぶってなくて、正反対のキャラであることを再確認してしまった。42話たのむよ!
  • ビューティの剣戟がけっこうよくて、はやて×ブレードアニメ化の夢を見た。一瞬。