放課後ティータイムのアルバムを聴いた。

感想とか気がついたことなどメモ。

カレーのちライス(StudioMix/#8『新歓!』Mix)

  • 8話でエンディングだけ聴けた曲。ブリティッシュハード風というか。ラストのムギのオルガンソロは、とてもオヤジ受けしそうである。
  • ある意味で王道の、ところどころに性的なイメージを喚起させるフレーズを散りばめた詞。にも関わらず、結果的にエロ成分ゼロ。すばらしい。
  • カレー+ハードロックっていえば筋少の「日本印度化計画」を思い出す。
  • 律、ツーバス?
  • 唯はワウなんて持ってたのか。

わたしの恋はホッチキス(StudioMix/#8『新歓!』Mix)

  • 同じく8話で聴けた曲。『新歓!』Mixは頭のみ、StudioMixは2コーラスめでvo.澪。
  • StudioMixは9話ラスト、音楽室での演奏に近いドライというかデッドな音。特にキーボード、ストリングス(白玉っぽいのからピチカートまで)のアレンジが細かい。サビの音の密度もかなり違う。
  • 左チャンネルのギターが激しくアームアップしてるんだけど…右chが梓だよね?左が梓だとしても、ムスタングってフロイドローズみたいなアームアップできるもの?ギターアレンジがよくできてるぶん、二人のパート分けが謎。
  • (この曲に限らず)Liveの方は、特にVo.の処理が体育館ライブっぽい。PA(スピーカー)通したっぽい硬めの音質に深めのリバーブ
  • ピアノ音色のみで押し切るムギ。LiveMixもよい。この曲はムギが主役だなあ。
  • ギターのフレーズとリズムパターン、そりゃ歌いながら弾くのはキツいでしょう。
  • 間奏で一発だけ入るリムショットが好きだ。

ふでペン〜ボールペン〜(StudioMix/#12『軽音!』Mix)

  • 「わたしの恋はホッチキス」の続編的な詞か。どっちも机の上で完結するラブソングってことで。本編使用曲でいちばん好きかもしんない。
  • この曲と、ふわふわ5人ver.は唯と梓のギタリストとしてのキャラクターが明確になってる感じ。低音弦のパワーコード中心の唯、高音弦のシーケンスフレーズとカッティングの梓。メロコア唯とオルタナ梓、と勝手に思い込むことにする(レスポールムスタングだし、そんなに外れてないと思うけど)。
  • サビ前のギターのフィードバックが燃える。
  • LiveMix。クレジットされていないけれど、#12『軽音!』Mixってことはギターさわ子先生なんでは。左chのギターは抑えめの渋いプレイ。
  • せっかく合宿(10話)でイントロのフレーズを梓から教えてもらったのにねえ…
  • 12話のライブシーンでは、1番のサビ前半の詞と2番サビ後半の歌詞を繋いで、ギターソロ→本来の詞で1番サビの繰り返しになっている。この変更によって、踏み切りの遮断機が上がって駆け出す瞬間に「走る軌跡 キラキラだね」が重なり、「ここまできたから かなり本気よ☆」で学校にたどり着くことになる。歌詞すべてにシンクロすることは無理だとしても、聞こえてくる言葉の断片を画面にうまく結び付けていると思う。必死に走る唯、「かなり本気よ☆」で横顔のアップになるとか。12話について語りだすとキリがないので、いつか改めて書いてみようと思う。(12話演出の分析は、「けいおん!12話のライブシーンが何故感動的なのかを解説する - WebLab.ota」や「けいおん!最終回とエンドレスエイトの気になった点 - subculic」が素晴らしかった。)
  • 歌詞は「ふでペン 〜ボールペン〜」(作詞:稲葉エミ 作・編曲:川口進):放課後ティータイム放課後ティータイム』(PCCG-00962/2009年/ポニーキャニオン)より。

ふわふわ時間(StudioMix/#12『軽音!』Mix)

  • どちらもvo.唯バージョン。例のラップのパートは、唯vo.だとかなり自然。
  • 梓はエフェクター好きなのか?トレモロまで使ってる。ワウもかなり強烈。
  • ギターソロはこのStudioMixがいちばん燃える。オクターブ奏法大好き。

その他

  • ベースの話をぜんぜん書いてなかったけど、こんな爆音ベースが普通に受け入れられるとはよい時代になったものだ(亀田誠治の音が受け入れられてるんだから当たり前か)。
  • ふわふわ時間」のラップパートだけドロップDチューニングだとか、「カレーのちライス」のキーがA♭とかかんべんしてください。