「夢にエール!パティシエール♪」が神曲な件について。

けいおん!!のOP&EDがオリコンの週間チャートで1位2位を獲得ということで、まずはめでたい。ああいう攻撃的な音でチャートの上位に入ることは、今はアニメ関連楽曲以外では難しいのではないかと思う。「J-POPよりアニソンが上!」などと主張する気はないけれど、バラエティに富んだ楽曲がリリースされ、なおかつそれなりの売り上げが出るのは今のアニソンの強みである。

最近のアニソン関係で最も気に入っているのが、夢色パティシエールのOP「夢にエール!パティシエール♪」だ。なぜか有名パティシエの青木定治がプロデューサー。それはさておき作・編曲の渡部チェルによる、バート・バカラックを思わせるメロディとアレンジが美しい名曲だ。もう200回ちかく聴いている。

OPの映像は画面分割が印象的。これのソースは、おそらくブライアン・デ・パルマではない。バート・バカラックつながりでスウィング・アウト・シスターの「You on my mind」のPVが元ネタではないだろうか(YoutubeでPVが見つからなかったのでDailymotionのリンク)。仮に「バカラックっぽいあの感じで!」という企画が、今の日本のポップ界で通るかどうか。渡部チェルがブログでこんなことを書いている。*1

「麻薬的な中毒性的インパクトに頼らない、しかしそれでいて毎週聞いても飽きがこない曲を作る」
渡辺に非ず、わたべに非ず: 1/20発売 アニメ「夢色パティシエール」主題歌

飽きない曲、大事。

*1:ちなみにギターソロは和田アキラだそうで、アニソン方面にいろんな才能が流れ込んでるよなあ。