「劇場版マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」をみた。

感想箇条書き。ちなみにマクロスは初代TVシリーズ、愛・覚えていますか、PLUSは観た。マクロスFのテレビシリーズは少しだけ見た程度。

  • 男性オタ狙いのシェリルやランカの描写にうんざりしつつも、これがマクロスだよなあと思い直す。
  • オーディション→トップアイドル→転落してドサ回りのミンメイに対して、悲惨な境遇から這い上がってきたシェリルや地下アイドル的な活動からスタートするランカってのは現代的なのかな。
  • 戦闘シーンは基本的に手書きの板野サーカスを超えていないと思ったが、市街地戦が多かったのでCGもいいもんだなと思った。手書きの板野サーカス(とその後継者たち)とCGの差はカメラワークか?とも思った。
  • 歩くグレイスの後姿、タイトスカートの影がすさまじいカットがあったが、誰の仕事だろう?原画スタッフ見たら沓名健一しか知ってる名前がなく、勉強不足もいいところだ。
  • とにかく中島愛の声が素晴らしい。ちょっとPA的な映画館の音響で聴くのもまたいい。設定がめちゃくちゃだろうが、演出が強引だろうが、あの声で説得される。
  • そんな中島愛に「スターライト納豆」とか歌わせる(しかもけっこうな尺があった)菅野よう子河森正治はほんとにアレだな。
  • そういう物語的にはどうでもいいところに力を入れるくせに、あれよあれよという間に話が超展開していったりと映画としてはかなりむちゃくちゃなんだが、クライマックスのシェリル(とランカ)の歌+戦闘シーンには何だかんだで感動させられた。それがマクロス