「異国迷路のクロワーゼ」1話を観た。

佐藤順一音響監督の下での悠木碧を楽しみにしていた「異国迷路のクロワーゼ」を観た(原作は未読)。残念ながら1話では悠木さんの出番はなかったのだけれど、予想以上におもしろかった。感想をTwitterでつぶやいてたので補足しながらここにまとめておく。

あ、今思えば「ジャポニスム」より「ジャポネズリー」のほうが正確かも。

Twitter#yuneを見たら、言葉(日本語かフランス語か、通じてるのか通じていないのか)の部分で疑問を感じている方もいらっしゃるようだった。あとクロードの態度が急に変わったところ。

会話については「実はほとんど通じてました」というオチなので、たしかに混乱はあったけれど最後まで観れば混乱自体を楽しむことができた。なぜ湯音がフランス語を話せるのか?という部分は、時代背景として「ないとは言い切れない」レベルだと思うし、むしろ魅力的なエピソードに仕立てることができると思う。

クロードの態度の変化は実は「巧いなあ」と思ったところ。このころのフランスは「自由・平等・博愛」のはずが植民地政策を推し進めていたわけで。いきなり湯音を連れてきた父の行動に搾取を感じて態度を硬化させるのも、少年らしい正義感の表れとして好ましく思った。その後の、自分の態度を恥じるところも。

難しく考えずに楽しめる作品だとは思うけれど、よく考えてみても時代背景をうまく生かしている作品だと思った。

というわけで、はやくアリス出ないかなー。