話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ10

年が明けてしまったが、karimikarimiさんの「話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ10 karimikarimi選」に影響を受けて選んでみた。 夢色パティシエール recette30 「ミラクルチーズケーキ」(脚本:成田良美/コンテ:博多正寿/演出:松下周平/作画監督:山田勝・…

豊崎愛生「Dill」のPVを見た。

クラムボンによる豊崎愛生「Dill」。PVでミトが'62っぽいサンバーストのジャズベース使ってるんだが、やっぱあれですかね。しかもスライド&グリス多めでピック弾き*1。この澪厨め!しかし豊崎愛生が歌うまくて音楽マニアだからって遠慮なしに作ってるなあ。…

「放課後ティータイムII」を聴いた。その9

前回レビューの続き。今回でラスト。 「ふでペン〜ボールペン」 前アルバムのLiveMixは1期12話=唯がギー太を取りに戻ったときのバージョンなので、唯がコーラスしている音源は初。唯Vo.もいいんだけど、これは澪の歌の印象が強い。 イントロ・間奏のリード…

「放課後ティータイムII」を聴いた。その8

前回レビューの続き。いつも熱のこもったけいおん!記事を書いているたまごまごごはんさんの、この一文にちょっとハッとさせられた。 実は軽音部メンツの中で、練習時間が一番長かったのは唯の可能性もあります。 澪、ムギ、梓と違って勉強はしない、律と違…

「放課後ティータイムII」を聴いた。その7

(補足)26話の「ふわふわ時間」 前回レビューの補足です。26話(最終放送回)で、梓、純、憂の3人で練習していた「ふわふわ時間」について。 律のいない新軽音部のふわふわ時間は梓のギターから始まる。全曲が律=部長から始まっていた旧軽音部から、梓が部…

「放課後ティータイムII」を聴いた。その6

StudioMix収録曲が終わったので、残りのCassetteMixのレビュー開始。 「ふわふわ時間」 放課後ティータイム最初の曲かつ代表曲。普通に入手できるものだけで4バージョンあるし、作中でも何度も演奏されてきた。今回は唯と澪が交互にボーカルを取っている。 …

「放課後ティータイムII」を聴いた。その5

前回レビューの続きです。 「天使にふれたよ!」 最終話(24話)、卒業式後の部室で梓のために演奏された曲の完成形(放送時の感想はこちら)。 ここまでが正式なアルバム収録曲(StudioMix)で、次の曲からボーナストラック扱い。個人的には、この曲からボ…

「放課後ティータイムII」を聴いた。その4

前回レビューの続き。 「冬の日」 1期13話「冬の日!」で律を動揺させた詞。例によって恋の一歩手前、「光る街」「辞書」「きみ」と澪ワールドなわけだが、唯一「ぼく」が主人公の曲であることに注意。律が勘違いするのもしょうがない。 他の曲に比べてイン…

「放課後ティータイムII」を聴いた。その3

前回レビューの続き。 「ごはんはおかず」 シングル発売時に感想を書いているので、CassetteMixを中心に気がついたことなどを。 この曲は唯の作詞(と憂の補作)曲ということになるが、澪作詞の「カレーのちライス」がなければ生まれなかったんじゃないか?…

「放課後ティータイムII」を聴いた。[番外編]

ブックマークコメントへのレスとして。機材の話なんで番外編。 raydive anime, Music, けいおん! CasettleMix聞くとカレーで唯ギターがワウ使っているように聞こえるので、やっぱり機材が導入されている気がする 2010/11/21 今回の「Cassette Mix」で新しい…

「放課後ティータイムII」を聴いた。その2

前回の続き。 「Honey sweet tea time」 個人的に本アルバム最大の問題作。3話で歌詞なしのAメロが披露され、歌い出しの詞だけ作中で出来ていた曲。ムギが歌うことを前提に、澪からみたムギの世界が描かれている。全体的には表面的なムギのイメージどおりの…

「放課後ティータイムII」を聴いた。その1

過剰な思い入れによる妄想であることを最初にことわっておく。ちゃんとしたレビューが読みたい人は、こちらの素晴らしい記事がおすすめ。 アルバム「放課後ティータイムII」という青春の軌跡を、真剣に聞こうか! - たまごまごごはん 徹底というほど徹底して…

「映画ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー・・・ですか!?」を観た。

そんなにたくさん映画を観るほうではないが、ここ数年で観た映画の中でいちばん面白かった(いっしょに行った嫁は、序盤からずっと泣きながら観てた)。映画版オリジナルのキャラクターとの交流の中で、本編キャラクターもつかめる構成になってるから、本編…

「けいおん!!」あんまりうまくないですね!の件。

自分の住んでるところでも「けいおん!!」の放送が終わったし、あらためて最終話(24話)についてひとつだけ。 「あんまりうまくないですね!」 1期1話の唯のリプライズであり、梓の精一杯の強がりと見るべきなんだろうけれど、実は自分も「あんまりうまく…

「けいおん!」の日常動作アニメートについて。

まっつねさんと法華狼さんのやりとりが興味深かったので、便乗して少し書いてみる。 うつのみや理の脱力・無意識表現と「けいおん」 - まっつねのアニメとか作画とか それって作画の論点なのかな - 法華狼の日記 まっつねさんは、純粋な作画の部分にフォーカ…

「けいおん!!」最終話を見たのだが。

感想うまくまとまらないので、その前にひとつ。 澪の進学問題について。 澪が公立大学の推薦を蹴って、他のメンバーと同じ大学を受験したことに対する批判が少なからずあったようだ。たしかに、高校卒業時点で別々の道に進むエンドも、それはそれでいい話に…

「けいおん!!」23話を観た。

簡単に。「軽音部すごろく」のシーンから。 律 「それ、ゴールないじゃん」 唯 「書けなくなっちゃった」 卒業はゴールではないし、それはモラトリアムとも違うものじゃないかな。あと、最近の竹達彩奈がほんとにいい。

「ローラーガールズ・ダイアリー」を観た。

ドリュー・バリモアが監督した「ローラーガールズ・ダイアリー」を観てきた。林家志弦の「はやて×ブレード」から百合要素をマイナスして年齢を20歳ぐらいプラス(一部の登場人物)したみたいな映画だった。我ながらひどい感想だが、そう思ったんだからしょう…

「U&I」こそ真の最終回。

「ごはんはおかず/U&I」を買ってきた。ジャケットというかリーフレットを見たら、両曲ともに「作詞:平沢 唯」とクレジットされている。ということは「作詞:かきふらい」だ*1。感動を呼んでいる「U&I」2番以降の詞(「U&I」の二番サビ、大サビの歌詞があま…

「けいおん!!」ボーカリストとしての唯の成長がどう描かれたか。

もう少し、けいおん!!20話について。超記憶術ブログ@K-ON!!さんのこの記事が素晴らしくて。 律「唯は見た目のまんまで、のんびりしてすっとぼけてるけど」 紬「いつも全力で、一生懸命で」 澪「周りのみんなにもエネルギーをくれて」 梓「とっても頼れる…

「カウント」でわかる放課後ティータイムの成長。

昨日「U&I」は劇中で唯一カウント無しで始まる曲ということを書いた。たまごまごさんのけいおん!キャラクターの名前についての話で、関連する部分があると思うのでもう少し突っ込んでみる。 「律」の語はそのまま「規律、法則、秩序」という意味があります…

「けいおん!!」20話を観た。

結論を先に書いておく。「グダグダな部分も含めた高校生バンドらしさ、観客の学内ライブらしい盛り上がりが最高によかった。ただ、演奏描写はもう少しがんばれたんじゃないの?」という感じ。前回、OP2でボーカリスト・唯とギタリスト・梓の話を書いたわけだ…

継承の儀式としての「Utauyo!!MIRACLE」

岩手では例のけいおん!!20話が今夜放送。なんとなくその前に書いておきたい。過剰な個人的思い入れによる拡大解釈によると、たぶん彼女たちの未来は「Utauyo!!MIRACLE」の映像と詞と音に表れている。OP2を観て「あれっ?」と思うのは、教室でのライブシー…

「モテキ」4巻を読んだ。

ずいぶん前に書いてたんだが、下書きのまま放置してたのに気がついたので今さら公開。久保ミツロウ「モテキ」完結巻で気になったこと。島田が用意したのがDRCのラ・ターシュ'92。比較的評価の低い年とはいえ、値段を調べてみたらネットの安めの店で15万ちょ…

「かなめも」を観た。

石見翔子による原作のファンとして、少し前に読んだこの2つの記事に違和感を持った。 『かなめも』と労働と死者の話 - EPISODE ZERO 2009年夏アニメの一番の奇作は『かなめも』だと思う - karimikarimi 気になったのでDVD借りてきて全話を見終えた。あれだ、…

「ストライクウィッチーズ2」6話を観た。

6話の素晴らしさは各所で語られているのでこれだけ。おそらくカールスラント製と思われるロケットブースターの図面。書体がFuturaだ。こういうところもちゃんとしてる。

「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」を観た。

今さらながら。あまりアニメを見ていなかった時期で、できればTV版が観たかったのだけれど。レンタルで置いていなかったのでとりあえず劇場版(あとで何とかしてTV版も観たいと思った)。ウテナについては、評判を断片的に聞いたことがあるくらいで予備知識…

「けいおん!!」16話を観て思ったこと。

2期の唯は、前にも増してアホキャラというかおバカキャラというか、とにかくフリーダムなわけだが(豊崎愛生はこんな意味不明な演技がよくできるな、と感心している)。こんな感じの人いたよなあ、誰だっけ?と思っていた。16話を観て、あっと思った。子ども…

「けいおん!!」OP1について。

「けいおん!!」OP1(GO! GO! MANIAC)に「回転パート」について、id:episode_zeroさんの「キャラクターの360°――『けいおん!!』のOPについて」とは別の視点で。 劇中PVとしての回転パート あのOPは『けいおん!!』の世界の人間が『けいおん!!』の世…

「ストライクウィッチーズ」を観た。

といっても先月の話。もうすぐ始まる「ストライクウィッチーズ2」の前に、感想を書いておく。元ネタに気がついたのは「坂井(坂本)」「イェーガー」「ハルトマン」「バルクホルン」ぐらいで、WW2の戦闘機はそれほど詳しいわけではない。ただ、どちらかとい…